Go(Golang)は、Googleが開発したシンプルで高速なプログラミング言語です。シンプルな構文、強力な並行処理機能、高速な実行速度を持ち、Web開発やシステムプログラミング、クラウドネイティブなアプリケーションに広く使われています。本記事では、Go言語の基本から実際にプログラムを動かす方法まで解説します。
Go言語は、以下のような特徴を持つモダンなプログラミング言語です。
シンプルで直感的な文法 :C言語に似た構文ながら、より簡潔。
高速なコンパイル :静的型付け言語でありながら、コンパイルが非常に速い。
ガベージコレクション(GC)搭載 :メモリ管理を自動化。
標準ライブラリが充実 :Web開発、ファイル操作、並行処理などが簡単に実装可能。
強力な並行処理(goroutine) :マルチスレッドプログラミングが容易。
Go言語を始めるには、公式サイトからインストールします。
Go公式サイト から最新版をダウンロード。
インストール後、以下のコマンドで正しくインストールされたか確認。
go version
Goの環境変数を設定し、GOPATH や GOROOT を適切に設定。
インストールが完了したら、実際にGoのプログラムを書いてみましょう。
新しいディレクトリを作成。
main.go というファイルを作成し、以下のコードを記述。
package main import "fmt" func main() { fmt.Println("Hello, Go!") }
ターミナルで以下のコマンドを実行。
go run main.go
Hello, Go! が表示されれば成功です!
Goの基本構文をいくつか紹介します。
変数の宣言
var x int = 10 fmt.Println(x)
または短縮形として := を使用可能。
x := 10 fmt.Println(x)
関数の定義
func add(a int, b int) int { return a + b }
条件分岐
if x > 5 { fmt.Println("xは5より大きい") } else { fmt.Println("xは5以下") }
ループ処理
for i := 0; i < 5; i++ { fmt.Println(i) }
並行処理(goroutine)
Goの特徴的な機能である goroutine を使うと、簡単に並行処理が可能です。
func hello() { fmt.Println("Hello from goroutine!") } go hello()
Goは、以下のような用途で活用されています。
Webアプリ開発 :標準ライブラリのnet/http を使って簡単にWebサーバーを構築可能。
クラウド開発 :KubernetesやDockerの開発言語として採用。
ネットワークプログラミング :HTTPクライアントやAPI開発に適している。
データ処理 :並行処理を活かした効率的なデータ解析が可能。
Go言語は、シンプルでありながら高性能なプログラムを作成できるモダンな言語です。特に並行処理やネットワークプログラミングに強く、Web開発やシステム開発にも適しています。
ぜひGoを試して、そのパワフルな機能を体験してみてください!
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